犬のしつけについて理解するためには、豊富な知識を必要とします。
犬種により特性は異なりますし、体格の大きさによって毎日の散歩でリードを引く強さも大きく異なります。
予備知識のないなか行き当たりばったりで犬をしつける事は、極めて難しいでしょう。
そこで今回は、「 家庭犬としての社会ルールを教える 」家庭犬のしつけ訓練士( CDT/コンパニオン・ドッグ・トレーナー )のお仕事を見て行きましょう。
家庭犬のしつけ訓練士の必要性
犬を飼うまでに飼い主は「 犬の特性 」「 犬種の特徴 」「 犬の住環境 」などの知識を習得し、犬を迎え入れる準備をする必要があります。
しかし、その準備しないまま飼育を開始してしまう人は決して少なくありません。
その結果、トラブルを引き起こして不幸な思いをしている犬も少なくありません。
不要なトラブルをなくすためにも、犬に「 家庭犬としてのマナーを教える 」必要があります。
そして、飼い主は「 家庭犬のしつけ方 」について学ぶ必要があります。
飼い犬と飼い主を指導する訓練士の事を家庭犬のしつけ訓練士と言います。
家庭犬のしつけ訓練士の受験資格

家庭犬のしつけ訓練士の受験資格は以下の通りです。
また、いずれの条件おいても「 NPO法人 日本動物衛生看護士協会 」が指定する家庭犬のしつけ訓練に関する講習会を受講・実技試験に合格する事が必須条件です。
- 「 専門学校 」「 短期大学 」「 大学 」にて「 家庭犬のしつけ訓練士 」に関する過程を3年以上有した上で、「 卒業 」又は「 修了見込み 」の者。
- 「 家庭犬のしつけ訓練士 」に関する2年以上の過程を有する「 専門学校 」を卒業した上、2年以上の実務経験を有した者。
- 20歳以上で、資格認定委員会が学習及び実務に於いて同等と認めた場合。
家庭犬のしつけ訓練士の受験料
家庭犬のしつけ訓練士の受験料は以下の通りです。
- 受験料10,000円 / 登録料5,000円
家庭犬のしつけ訓練士の勉強方法
家庭犬のしつけ訓練士に関する勉強を学校で2~3年かけて学べるので、決して難しい試験ではありません。
また、資格取得の必須項目である講習会では、ポイントとなる点を重点的にしっかり学べます。
家庭犬のしつけ訓練士の主な活躍の場
家庭犬のしつけ訓練士の資格を取得した方は、以下の仕事に従事しています。
- ハンドラー
- 家庭犬トレーナー
- アニマルセラピストなど、とくに深く動物と関わることができるお仕事が多いです。
『 家庭犬のしつけ訓練士はどんな資格なのか? 』まとめ
家庭犬のしつけ訓練士は、飼い犬・飼い主にとって「 しつけを教わる最適のあいて 」です。
しつけについての幅広い知識をもっていて、この資格によって深く動物と関わることができます。
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