犬の飼育頭数が年々増えていると共に、犬と一緒に生活ができる賃貸物件も増えてきています。
しかし、犬を飼育できる物件の数は決して多くなく、条件付きの物件も多いです。
そこで今回は、『 犬と一緒に賃貸物件に住むための知識3選 』についてご紹介します。
1. 犬と賃貸物件に住むためのルール
建物のオーナーさん(大家のこと)から家や部屋を借りて暮らす以上、ある程度のルールやマナーを守って生活をしなくてはいけません。
以下では、犬と賃貸物件に住むためのルールをご紹介します。
柱やクロスにマーキングをさせてはいけない
トイレを毎回同じ場所でできるようにすることは、必要不可欠です。
オス犬に多いのですが、室内であっても部屋にマーキングをしてしまうのが犬の性です。
マーキングを一度許してしまうと
- 柱が腐食する
- フローリングが浮いてしまう
といった事態になる可能性があります。
持ち家であれば修繕のタイミング等は自己責任ですが…。
賃貸物件の場合、退去時に修繕費を請求されることが殆どです。
引っ越しの度に不必要な費用が発生しないように、トイレはきちんと教えましょう。
吠え癖をつけてはいけない
日本は隣近所との距離が近いので、犬が吠えると近隣住民へ迷惑をかけてしまいます。
特に集合住宅の場合、犬の吠え声によるトラブルが絶えません。
チワワなどの小型犬は、警戒心が強くちょっとしたことで吠えることがあります。
- しつけ教室に通わせる
- 吠え癖の心配が少ない穏やかな犬種を飼う( フレンチブルドッグなど )
という方法で未然にトラブルを防ぐことができます。
2. ペット可物件について

ペットと一緒に住める物件を「 ペット可物件 」などと呼びます。
以下では、「 ペット可物件 」の特徴をご紹介します。
ペット飼育の可否は物件のオーナーが決めている
“ ペット可 ”の物件は、所有者であるオーナーが基本的なルールを設定しています。
その内容は、
- 飼育できる犬種
- 一緒に飼育できる頭数
などといった点です。
マンションで大型犬を飼育できるケースは少ない
マンションなどの集合住宅では、
- 生活音が下の部屋に響いてしまう
という懸念から、飼育を許可されるケースが少ないのが現状です。
ペットを飼育していない住人もいる
“ ペット可 ”の物件であっても、住民全員が飼育しているとは限りません。
そのため、ペットを飼育していない方への配慮も忘れてはいけません。
3. ペット共生型賃貸住宅について
ペットが快適に暮らすための設備が整った賃貸住宅のことです。
- 散歩の後に使用可能な洗い場
- ドッグラン
など犬と飼い主の生活を快適にするサービスが充実しています。
- 犬種や頭数を問わず入居できることが多い
という点もメリットです。
但し、入居する際には
- マナー
- しつけ
に関して、厳しい基準を設けている施設もあります。
以下は、ペット共生型賃貸物件の特徴をご紹介します。
ペットの審査
既に飼育している犬や猫がいる方が入居をする場合、そのペットが行儀よく生活ができるか審査を行います。
吠え癖や噛み癖があると近隣住民へ迷惑をかけてしまうため、入居を断られることもあります。
しつけ教室
- 子犬
- 既に飼育していて、しつけが必要な犬
を対象としたトレーナーによるしつけ教室があります。
しつけ教室がきっかけで、住民同士の交流のきっかけがもてます。
まとめ
- 家賃
- 入居条件
は、オーナーが基本ルールに沿って決定権があります。
- 犬を飼育する場合の賃料
- 敷金
は、増額して要求される可能性があります。
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