現代社会で人と生活している犬は、いつ便秘が起きてもおかしくない状況です。
そこで今回は、犬の便秘についてまとめています。
便秘とは
犬は1日に数回うんちをします。
正常なうんちは、
- 茶色
- 柔らか
- バナナのような形状
になっており、あまり臭くありません。
対して便秘の初期症状のうんちは、
- 黒い
- 硬い
- コロコロとした形状
をしており、臭いもします。
硬くコロコロしているうんちは、水分不足が原因です。
- 身体の水分量が少なくなる
- 老廃物の水分も低下
- 腸の活動が低下
- うんちが出にくくなる
うんちが出なくなってから2日が経過すると、動物病院でも便秘と判断されます。
便秘から5日が経過すると、便秘の異常事態と判断されます。
うんちが詰まり、腸が正しく機能しなくなります。
5日以上うんちが出ない場合は、巨大結腸症という病気を疑って下さい。
3日以上うんちが出ないと、何らかの原因があって自力で排便することが困難なのかもしれません。
動物病院へ連れていくことをオススメします。
便秘の症状

ここからは、便秘の主な症状についてご紹介します。
うんちが硬く、コロコロしている
便秘の初期症状として、硬くコロコロしたうんちが出ます。
硬いうんちが出るのは、水分不足の可能性があります。
水をたくさん飲ませるなど早めの対策をとりましょう。
お腹が膨れている
便秘をするとうんちがお腹に溜まり、次第にお腹が膨れてきます。
優しくマッサージをすると便意を催すこともあります。
排便の仕草をする
トイレへ行くものの、何もできずにトイレを離れることがあります。
肛門付近のうんちが硬くなり、コルク栓のようになっている場合があります。
- 水をたくさん飲ませる
- お腹をマッサージする
など排便を促すことが大切です。
便秘の原因
便秘をする理由は様々ですが、ストレスから便秘になるケースもあります。
ここからは、便秘の原因についてご紹介します。
水分不足
便秘は体の水分が足りなくなることがきっかけで起こることがあります。
常に新鮮な水が飲める環境を整えてあげることが大切です。
- 水を循環させる器
- ペットボトルを装着するタイプの給水器
なども販売されています。
運動不足

適度に運動することで、腸は活発になり排便のサイクルも整っていきます。
- 日常的に散歩をさせない
- 身体を動かす遊びをしない
- 運動する機会がない
という犬は、便秘になりがちです。
中型犬に適した散歩の時間は、1日40~60分です。
栄養バランスの偏り
犬にとって優れた食事は、ドッグフードです。
- ドッグフードを食わず嫌いする
- 人間の食事やおやつをメインに食べている
と、栄養が偏って便秘をすることがあります。
ただしドッグフードの種類によっては、
- 小麦
- 人工添加物
等が使用されている商品も存在します。
ドッグフードの成分に身体が反応して、便秘をするケースもあります。
ストレス

- 引越し
- 家族構成が変わる( 新入りの犬・迎える犬 )
など…。
環境の変化で、便秘をする犬がいます。
- お気に入りのおもちゃ
- 落ち着く専用スペース
を用意してリラックスすることで、症状がよくなる場合もあります。
便秘の対処法
便秘を解決するためには、水をたくさん飲むことです。
お腹をマッサージすることで改善されることもあります。
ここからは、便秘の対処法についてご紹介します。
ヨーグルト
ヨーグルトでお腹が刺激され、便秘解消の効果が期待できます。
ティースプーン1杯を超える量を与えると、下痢をすることがあるので注意しましょう。
ウェットフード
ウェットフードは水分量が多いです。
水をあまり飲まない犬には、更にお湯を少し加えてあげると、便秘が改善されやすくなります。
『 犬の便秘を解消するために必要な知識4選 』まとめ
便秘は病気を誘発することがあり、あまく見てはならない不調のひとつです。
飼い主は気付き次第すぐに改善する必要があります。
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