トリミング代を浮かせるため、自宅でバリカンによるカットをしている飼い主さんは結構います。
そこで今回は、犬のカットをバリカンで行う方法についてご紹介します。
バリカンでカットをする方法
自宅でバリカンを使ったカットを行う場合
安易に行うと、怪我をさせてしまうことがあります。
バリカンを使う際には、施術方法を理解しておく必要があります。
以下では、バリカンでカットをする方法を手順毎にご紹介します。
長い被毛はハサミで切っておく
- プードル
- シーズー
などの毛が長く伸びる犬種や、
- 胸
- 耳
といった比較的ながい部分をバリカンでカットする場合は、あらかじめハサミでカットしておくいいでしょう。
スムーズにバリカンでカットすることができます。
被毛があまりに長いとバリカンに毛が絡まり、余計な手間がかかってしまいます。
バリカンのアタッチメントを選ぶ
アタッチメントとは、バリカンの刃のことです。
アタッチメントにより、カットできる被毛の長さは違います。
季節やカット方法によってアタッチメントの種類を変えるのが一般的です。
毛流れに沿ってカットをしましょう

自然な仕上がりにするために、毛流れに沿ってバリカンをかけましょう。
カットは、
- おしり
- 後足
- 背中
- 胸
- 前足
- 首
- 顔
という流れで行いましょう。
これはバリカンの音や振動で不必要に怖がらせる場合ことを防ぐためです。
よって、犬に見えない位置からカットするといいです。
以下では、身体の部分別のカット方法をご紹介します。
おしりは、ボディラインに沿ってカットする
おしりは他の部分に比べ、身体に凹凸があります。
初めてバリカンをかける飼い主さんは、思うようなカットができません。
おしりを上手にカットするためには、
- 背中~後足にかけては、ボディラインに沿ってバリカンをおろしましょう。
- 肛門周りは傷付き易いので、部分用バリカンやカットハサミを使ってカットするのがオススメ。
足は、皮膚を伸ばしてカットする
足の付け根部分は皮膚が柔らかいため、バリカンで巻き込まないよう皮膚を伸ばしてからカットしましょう。
肉球は凹凸があるため、カットが非常に難しいです。
部分用バリカンやカットハサミを使ってカットするのがいいでしょう。
焦らず、丁寧にカットをしましょう。
背中は、犬の頭を下げて行う
犬は頭を下げると、首から背中にかけて水平になります。
そして毛の流れに沿って、真っ直ぐカットすることができます。
胸は、犬の頭を上げて行う
首~胸にかけてカットをする場合は、犬に上を向かせると、キレイなカーブで自然な仕上がりになります。
首元の皮膚は、バリカンで巻き込まないよう皮膚を伸ばしてカットしましょう。
顔まわりは、バリカンとハサミを併用する

顔まわりにバリカンをかける場合は、目や口を傷付けないよう細心の注意を払いましょう。
細かな部分は無理にバリカンを使わず、ハサミを併用しましょう。
バリカンはトリマーでも傷付けてしまうことがある
バリカンの操作は難しく、犬のカットを日常的に行うトリマーでも犬を傷付けてしまうことがあります。
犬が嫌がる素振りを見せたら無理にカットをせず、中断しましょう。
バリカンは犬が慣れ、人が操作に慣れれば簡単にカットができる優れものです。
しかし、初心者には扱いにくい道具です。
バリカンを使う際は、一度に全ての箇所をカットする必要はありません。
- おしり
- 足
など、犬がカットをさせてくれる箇所からおこなうといいでしょう。
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