毎日・毎食を市販のフードで済ませるよりも「 用意するまでの過程も愛情をかけられる 」ということで、手作りキャットフードを作って食べさせている飼い主さんが増えています。
手作りフード初心者の飼い主さんであれば、最初は週に1~2回程度の頻度で魚や鶏肉を用意してあげることも立派な手作りフードになります。
そこで今回は、手作りキャットフードを猫に与える利点と欠点をご紹介します。
利点その① 手作りフードにすれば、使用する食材の出所が明確である
市販のキャットフードであれば、全ての食材の産地を公表していることは大変珍しいです。
その点手作りフードであれば、食材選びから飼い主さんが選定しているので出所は明確ではないでしょうか。
人が口にする食材で作られたキャットフードのことを「 ヒューマングレード 」といい、高価格帯で販売されていますが…。
手作りキャットフードであれば、コストがかからず安全性の高い食事を与えることができますね。
利点その② 手作りフードにすれば、飼い猫に合わせて細やかな調節が毎食できる

- アレルギー体質である
- 持病を患っている
- 体質改善( 肥満・痩せすぎ )
こんなネコちゃんは、アレルゲン物質を排除したキャットフードや持病を悪化させないよう配慮されたキャットフードしか本来口にすることができません。
もしネコちゃんが「 味付けに飽きてしまった 」としたら…。
それは、飼い主さんにとって頭を抱えてしまう事態になります。
手作りキャットフードであれば、そんなネコちゃんの嗜好性も兼ねてサポートしてあげることも可能です。
例えば、肥満気味になってきたネコちゃんには
- 脂肪分を控えた食材( 肉であれば、赤身部分 )に変更する
- 炭水化物を抑えるために、吸収が穏やかなサツマイモを少量加える
以上の工夫・調整がオススメです。
欠点その① 手作りフードにしたことが原因で、栄養バランスに偏りが生じてしまうことがある
販売されているキャットフードは、「 猫にとって必要な栄養バランスを満たしているか 」が正確に数値化しています。
それに比べて、手作りフードを給餌している場合「 1日に必要な栄養バランスを満たしているかどうか 」が曖昧です。
ネコちゃんについてのカロリー・栄養素を理解していないで給餌し続けていたら…。
栄養に偏りがでてしまい、肥満・拒食に繋がってしまうことになるかもしれません。
番外編/注意点その① 手作りフードを与えている飼いネコに対しては、歯磨きを入念に行いましょう

手作りキャットフードは、市販のドライフードと比べて柔らかい食感で仕上がる確率が高く、歯垢・歯石は溜まりやすい傾向になります。
歯の間や歯の根元に汚れが溜まったまま放置していると、最悪の場合歯が抜け落ちることがあります。
食後には、歯ブラシを使用して磨くことを忘れないであげてください。
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