犬が虫に刺されたとき、あなたならどうしますか?
虫によっては、放置をすると取返しが付かなくなることもあります。
そこで今回は、犬の虫刺されについてご紹介します。
フィラリアの予防
愛犬家が「 虫刺され 」と聞いてまず思い浮かぶのが…フィラリアではないでしょうか。
フィラリアは、
- 蚊を媒介して感染する
- 蚊の吸血により、犬の体内へ侵入する病気
です。
『 蚊に刺された 』≠『 フィラリア 』というわけではありませんが、一度発症すると治療が難しい病気です。
そのため、予防が必要です。
以下では、主な予防法をご紹介します。
月1回の予防薬
フィラリア予防法で最も有名なのがフィラリア予防薬です。
- 定期的に飲ませる( 月に1回 )
- 錠剤/注射/おやつの多種多様なタイプがある
蚊を寄せ付けない
蚊取り線香などの蚊を寄せ付けないグッズは、ペット用品として多く販売されています。
なかなか動物病院へ行くチャンスが無い方は、蚊を寄せ付けないためのグッズを使って対策を取るのもいいでしょう
フィラリアの原因

フィラリアは、フィラリアの幼虫に寄生された蚊に刺されることで寄生します。
フィラリアの幼虫は、
- 犬の体内へ侵入する
- 2~3ヶ月をかけて皮下や筋肉の中で成長
- 静脈へ侵入
- 心臓へ侵入
- 成虫
になります。
成虫になったフィラリアは、犬の体内で卵を産むことが可能です。
虫に刺されてしまったら
虫に刺されてしまったときの対応は、その虫によって異なります。
以下では、いろんな虫に刺されたときの対応をご紹介します。
蚊
蚊に刺されてしまったのを発見したら、まずは動物病院へ連れていきましょう。
初期段階であれば、駆虫薬だけで対応ができます。
蚊に刺されてから数か月が経過している場合は、体内で成虫になっている可能性があります。
その場合は、根絶のための手術が必要です。
フィラリア予防薬を定期的に飲んでいる期間中であれば、動物病院へ行く必要はありません。
ノミ
ノミに刺された場合は、無理に引き抜こうとしてはいけません。
無理に引き抜くと、口吻( くちばしのようなもの )が皮膚の中に残ってしまい、皮膚炎の原因になります。
その場合は駆虫薬を投薬し、ノミが自ら離れるよう仕向けましょう。
ハチ
外飼いの犬に多いのがハチによる被害です。
ハチに刺された場合は、
- トゲを抜く
- 傷口を水で洗い流す
- 濡れタオルで傷を冷やす
- 軟膏があれば塗って様子をみる( 人間の薬は塗らない )
いままでの記述は、あくまで応急処置でしかありません。
動物病院へ連れていき、適切な処置を受けましょう。
虫が寄ってこないためには
虫は、ハーブの匂いを嫌います。
- ハーブの香りがするシャンプーで体を洗う
- アロマを焚く
以上の方法で、虫が近付かなくなります。
部屋をキレイにすることも重要です。
うんちやおしっこがあるときは直ぐに片付けると、虫が寄ってこなくなります。
犬によってくる虫の種類

犬によってくる虫は、
- 蚊
- ノミ・ダニ
です。
蚊は、
- 子犬や若いメス犬が刺されやすい
- フィラリアに感染している蚊もいるので、注意する
ノミ・ダニは、駆虫薬で約99%は除去できます。
アウトドアを愛犬と楽しみたいならば、投薬することをおすすめします。
そして、
- 蚊→蒸し暑い溜め水のそば
- ノミやダニ→草むらや街路樹の日陰
を住処にしていることが多いです。
虫に刺されないためには、
その虫の生活圏内になるべく立ち寄らないことが適切です。
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