かつてトリマーと同等と地位を誇っていたトリミング技能師という資格ですが、この資格を運営していた「全国教育振興会」という団体が2008年に倒産した事を受け、現在では取得不可能な資格となりました。
そこで、今回は「ペットの美容師」であるトリミング技能師のお仕事を見て行きましょう。
トリミング技能師の必要性
トリミング技能師とは、ペットとして飼われている犬や猫などにトリミングを行うお仕事です。
トリミングとは以下の通りです。
- カット
- ブラッシング
- シャンプー/リンス
- カラーリング
- ネイルケアなど、ペットの美容に携わる事を指します。
トリミング技能師の主な活躍の場

トリミング技能師の資格を取得した方は、以下の仕事に従事しています。
- 動物病院
- ペットサロン
- ペットショップなど、数多くの道が開けています。
また、主なお仕事内容は以下の通りです。
- シャンプー
- カット
- 耳掃除
- 爪切り
- ブラッシング などを行います。
その際、皮膚病や寄生虫などがないか健康状態のチェックも行います。
民間による運営のペット関連資格

現在あるペット関連の資格は、ほぼ全てが民間の団体により運営されています。
※「獣医師」「初生雛鑑別師」などの資格は国家試験です。
その為「トリミング技能師」の様に運営する団体が倒産してしまうと、資格としての価値を失ってしまいます。
ただ、他の業種に比べれば資格取得機関の倒産があっても、影響なく働き続けることができる様です。
かつて、多くのトリミング技能師を排出してきた「全国教育振興会」は、2006年には約34億6400万円もの売り上げを誇り、広告・宣伝に力を入れてきました。
しかし、その2年後である2008年には倒産し受講生への補償の見通しすら未だにたっていないのが現状です。
『 トリミング技能師はどんな資格なのか? 』まとめ
現在、トリミング技能師の資格はありませんが、類似の資格であるトリマーの資格であれば、通学・通信など多くの手段から取得が可能です。
現在、トリマーの資格は、就職する為のスキルとして身に付ける方もいれば愛するペットの為に取得する方もいます。
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